全曲アレンジでやりきりました
みなさま、はじめまして。
音楽を担当した蓑部 雄崇(みのべ ゆたか)です。
木村氏とは前に何だかこわーいゲームをやって以来、
また6、7年ぶりに一緒に仕事をさせていただきました。
あいかわらず分けわかんなくて面白いことを考える人です。
さてさて、「王様物語」の音楽についてですが、
木村氏からは、「クラシックの有名な曲のアレンジ」
「なんかバ○ボンの音楽みたいなかんじ」という注文でした。
木村氏からの注文をうけて、最初に思ったのが、
「クラシックって実は身近な存在なんですよー」みたいな、
普段あまりそういうのを聞かない人が興味を持ってくれるように、
ほれほれ、ポップな感じにしたぞ、みたいなのって、
観光地で売ってる「何とかサブレ」みたいで、なんだかなーと思ってました。
そこで僕の中で得た結論としては、
あくまでゲームのBGMだから、考えてみれば、演奏会とかライブとかと違って
音楽が完全に主役、というわけでもないのが逆にいいかもしれないと思い、
とにかくゲーム全体の雰囲気に合ったように
なるたけBGMとして自然な形で、わざとらしくなく編曲する、ということでした。
結局ゲームに合わせて音楽をアレンジする、という、ごく当たり前のことなんですが、
何せ、ベートーベンだのモーツァルトだの、チャイコフスキーだのによって、
すごいキャラの強い古典的メロディーラインが、どーんとあって、
歴史に残る譜面で既にすばらしく完成されてる楽曲を、あえてデリダじゃないけど
「脱構築」するんですから、むしろ自分で作曲するよりずっと苦労しました。
しかしえらい苦労したわりに、なんかホンワカしてる音楽なんで、何だか複雑です。
いや、ホンワカさせようとしてそうなったのだから、これでいいのか。うん。
(※ナチュラルに散らかる楽譜がチョーカッチョイイ!)
でも、ちょっと主張したいのは、少なくとも僕の担当した部分は、
すべてがすべて、短いのも長いのも、クラシック曲のアレンジになっていることです。
なので、今かかっているのはクラシックのなんていう曲のアレンジなんだろうと
探ってみながら遊べるのも、王様物語のひとつの楽しみ方かもしれません。
それでは。みなさんもぜひ「王様物語」を実際に遊んでみて、
あー、なんか聞いたことあるけどこれなんだっけ、という
何とももどかしい感じを味わってください。
それでは。
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